カルメン終わりまして、
衣装は自前ではないものの、
インナーやら楽屋着やら、
細々としたものの洗濯に追われ、
いただいたお花やお菓子やらを整理して、
ようやく部屋の床が見えてきて、
ああ、いつもの風景になったなーと。

なんていうか、
基本的にわたしは自己肯定感が
非常に低い人間なんですが、
舞台をやっている間は、
少なくとも本番までは必要とされてるって思うし、
迷惑かけないように、責任果たせるように、
かけがえのない時間を大切にするし、
シアワセな日々です。

なんだか今年は、自分も歳を取ってきたせいか、
周囲でも生活の変化を受け入れていく友人も多く、
明日も明後日も、来年も
こうして歌ってはいられないかもしれない、
ということがよぎるようになりました。
もちろんどんな年齢でも
夢をいったん手放さなくてはならない局面に
立つことはあるのだろうけど、
より身近に感じられるような、
いつだって、どんな現場だって、
これが最後かもしれない、と、
なんとも言えない気持ちをずっと抱えていて、
まあでも、その日がいつかは、誰にもわからないから、
結局のところ、ぜんぶ神様に預けて、
明日歌えなくなっても、明日死ぬんだとしても、
ま、いっか、って思えるように、
ただただ、毎日を重ねていくしかないなーと思います。


あ、実は病気を抱えているとか
そういうことはないです。
こんなに健康に産んでもらったので、
もう少しだけ世の中に貢献したいものです。


劇場が好きだなあ。
コンサートもありがたいけど、
お芝居は、役というフィルターがあるので、
私であって私でない、というか、
在り方、の方向が示されているというか。


さてと、なんだかんだと年を越すんだな、
次回は今年の振り返りでも投稿したいと思います。