昨日、知人の出演するコンサートを聴きに行ってきました。

そのコンサートはアマチュア、といっても
ハイアマチュア、あるいはセミプロといえるような方々を中心に、
数名のプロも出演の、聴き応えのある会だったのですが、
演奏中に客席から舞台の写真を撮るお客さんがおられまして、
それもスマートフォンで撮るものだから、そこそこシャッター音がするわけで。
私が気がつかなかっただけかもしれませんが、
開演前に写真お断りのアナウンスや掲示はなかったように思いますし、
ダメと言われても、カーテンコールくらい撮りたくなってしまう気持ちも
わからなくもないのですが、
そういうレベルではなくて、最初から最後まで撮っておられました。

それでも、商業公演ではなく、
まあ、なんというか、お身内の会、
そういうお客さまがいるのも仕方ないものかなー、と
あまり目くじら立てるものでもないかなと思っていたのですが、
今日、フェイスブックで、
ある出演者さんが、角度的におそらくそのお客さまが撮ったであろう
写真を使った投稿をされていて、しかもその投稿主は、プロの声楽家さんなのです。

ちょっとショックでした。
あたたかいコメントやいいね!が楽しみな気持ちもよくわかります。

でも、

その「いいね」は、お金も時間もかけて、
当日、会場に足を運んでくださった、
一番大切であるはずのお客様の「不快な思い」の上にあるということを、
ご存知なのでしょうかね。



なんだか少し哀しい気持ちになったのと、
私だって、時には良かれと思ってのことが、
マナー違反になることをしてしまうかもしれないと、
改めて大切なことを考えさせられた出来事でした。