という映画を観てきました。

http://hlo.tohotheater.jp/net/movie/TNPI3060J01.do?sakuhin_cd=008922


http://operaza25.jp/?gclid=CMPnxrvYgawCFUYlpAod-3PXLg



オペラ座は、たぶん、私のいまを位置づけたきっかけのミュージカルだと思うし、
一番夢中になった作品だし、もう、青春の代名詞みたいなもので、
overtureのあの転調のところで必ず泣いてしまうわけで、
これは観に行かねばと。


劇団四季のとも、オリジナルロンドンキャストとも、映画とも、
ミュージカルではないほうの映画とも、テレビドラマとも、
どのファントムとも違って、
私は今回の怪人(Ramin Karimlooというかただそうです)が
個人的には最高でした。


冒頭、Music of the nightで、クリスティーヌが好きすぎて、
触れたくて、でもクリスティーヌと目が合ったとたん、
ぱっと身をかわしたり、もう、その、初恋か!!みたいな、
仕草のひとつひとつが人間エリック(怪人)で、きゅん死にですよ。

もちろんそれに応えるクリスティーヌほかのお芝居も隙なし。

今まで怪人といえばロイドウェバーの音楽が大好きだったんだけど、
ちゃんとお芝居として、ドラマとして成立していた。
お芝居が主役で、音楽がそれを支えていた。

そんな当たり前のことを、
最近なかなか実感できないでいたことに改めて気づきました。


昨日、YouTubeでグラインドボーンでのCosi fan tutteを観ていて、
やっぱり同じように、ああ、やっぱり面白いものは、
ちゃんとお芝居が成立している、って思っていたところで、
ニホンのオペラもミュージカルもダメダ!とか言ってる前に、
もっともっと謙虚に真摯に、そして妥協なく、
できることをあきらめずにやらなくちゃ、と思いました。


初心に戻って、というには、なんだか心が歳を取ったなあ。。。
というようなこともちょっと思ってしまったのだけど、
今から行ける高みは限られているのかもしれないけど、
あの頃の好きだった思いとか、憧れの煌めきは、
最後の最後まで忘れないでいたい、と、
それだけは強く確信したのでした。



ま、そんなオペラ座の話題のついでに載せるのもおこがましい写真。


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