コトバを伝えることと
想いを伝えることは、
ちょっと違う。

あ。

歌においてなんですけどね。

よく、ステキな詞なので大事にして歌いたいデス!
っていう歌手さんがいて、
そういうヒトに限って、
大事にしてるのは自分の思いだったりします。

だから舞台上のパフォーマンスが、
もう思いいれたっぷりで、入り込んでるなーって
その思いは伝わるのだけど、コトバは聴こえなかったりします。


なぜなら。


舞台でコトバを伝えるのは、技術だからです。

あるいはいっそ、舞台のサイズ、反響、お客の入りなど、
いろんな条件にその場で対応していくくらい、
つまりちょっと冷静なくらいでないと、
コトバは聴こえないのです。



最近の歌手さんを見てると、
一生懸命だったり、表情が豊かだったりするヒトは多いけど、
本当にコトバを伝える、という
ストイックな技術に関して向き合っているヒトは
まだまだ少ないんだろうなあ、と
想うのです。



これは覚書です。


自身への警告を含めて。