☆ Let music live ☆

新藤清子。歌とお酒とカメラ。ときどき殺陣とか。


わあああ2019年初投稿!!

えと、元気にヒマです。
人前に出ていませんが、
その分自分のペースでやりたいものを練習できて、
充実しています、と思っていたら風邪をひいて、
ようやく通常運転に戻ってきたところであります。



さて、1、2月はヒマだったぶん、
3月はなぜか本番が3つあって、うち2つは合唱なのですが、
1月に入ってから、週2で合唱のリハーサルをしています。
そういうわけでなんとなく気持ちは合唱中心になっていたのですが、
残りのひとつが一番大事なガラコンサートであり、
よく考えたらもうあと2週間くらいだという事実にちょっと怯えはじめました。

そう、
リハーサルスケジュールというのは、
必ずしも本番順にあるわけではないし、
開始時期も、稽古のペースもそれぞれなので、
自分が目下何を最優先におくべきか、
なんだかわからなくなるものです。

しかもそのガラコンサートは直前に合わせがあるだけなので、
自分でコンディションと気持ちを持っていかなくてはならず、
急に緊張してきましたことよ。



そんなコンサートは


『スプリングコンサート』
3月12日(火)18:30開演@ユリホール(新百合ヶ丘の昭和音楽大学キャンパス内)

昨年のこの時期も参加したコンサートで、
今年はフランス語のアリアと、ヴェルディのオペラから二重唱を演奏します。
重唱のお相手は、あちこちで大活躍中のバリトン須藤慎吾さんが
つとめてくださる・・・・はず(笑)なにせまだリハがないので、
こんな光栄なことがほんとなのか未だ信じられていません。

須藤くんは音大の同期ですが、もはや雲の上のひとです。
あと共通点はイニシャルがS.S.同士ってことくらいかな。


とにかく。
貴重な演奏の機会です。
思い切り歌えたら、と思います。


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メリークリスマス。

ミッションスクール出身の私としては、
クリスマスは神さまと過ごすものなので、
ティファニー持ったサンタさんとか、
ディナーに連れていってくれるサンタさんがいなくても、
へ、へいきだもん!!!
(比喩が古い)

とはいえ、折りしも連休のクリスマス、
実家に襲来の甥姪に、
めずらしくオネーサンタ、いや、オバサンタを実行、
それなりに喜んでもらったり、
育成部の同期と忘年会という名のしこたま痛飲をしたり、
充実といえば、充実ですかね。


そして、
同期といえば。


今日は、来年3月のガラコンサートの打ち合わせ。
尊敬するメゾソプラノの先輩が仕切ってくださるこの企画、
直接の共演ではないけども、ご一緒できるだけでも嬉しくて、
おまけに重唱の相手役に、第一線で活躍中の同期が入ってくれることに。

ちょっとテンション上がったので、
そのまま練習室で2時間ぶっ通しで歌っていたら、
メールで来年秋の舞台のオファーが入って、
これまた、むこうはソリスト、こちらはアンサンブル、という立場ながら、
また違う大活躍中同期と、同じ現場に入れることになりそうです。

私の代の男声歌手は、本当に粒ぞろいで、
一方私といえば成績もイマイチだわ、出席日数もギリギリで、
彼らは学生時代から遠い遠い存在だったのですが、
対等、にはおよそ程遠いけども、
一緒のプロダクションに名前を載せてもらえるのが、
とても、嬉しいです。
わたし、オペラが歌える声を持っていないと思っていたけども、
なんだか成り行きって不思議なものです。


ティファニーはもらえなかったけど(比喩が・・・略)
サンタさん、ありがとう。


あまり来年の目標は立てないのですが、
少なくとも秋まで歌える体力作りと若作り!!


いずれもチケット用意できますので、
また随時告知してまいります。




こうもり。

先週のことなのに、なんだかもうあまり記憶がないという。

おかげさまで見知った顔のほうが多いカンパニーになってきたのに
9月の稽古始めの頃、なぜか疎外感というか孤立感というか、
心を閉じがちな自分がいて、もしかしたら気持ちのしんどい公演に
なってしまうのかもしれないと思っていました。

だけどもそれから、そんな引きこもってるヒマあるかー!!!!な、
本当にいろいろいろいろいろなことがあって、
もう片っ端からフォローしあって、手を握り合って、心を寄せ合って、
気づけば舞台上で目線を交わしながら、
それが役としてであったり、友情のようなものであったり、
なんかこう、みんなで作ってるんだなあ、と
ひとつひとつ大切にしながら、ようやくの本番でした。

稽古後の飲み会こそなかったものの、
それぞれ帰ってからも、
プリマ自ら稽古をビデオ撮影したものを、
その晩のうちにみんなに送ってくれたり、
ほかの共演者たちとも、ちょっとした確認や意見交換のメールを交し合ったり、
稽古のない時も、みんなを近くに感じる日々でした。

稽古中、その場面を作っているときのディスカッションも当然大切なのですが、
帰りの道すがらだったり、メールだったり、
ふとしたやり取りの中でもらったアドバイスが、
結構大きな解決につながったり、と、
ある意味壮絶な現場だったのですが、
なんというか、言葉を交わすことの不思議さとか、あたたかさとか、
なんか、いまはそんなことが心に残っています。


↓ これは3幕の出の前。
刑務所長の水澤さん(写真ありがとうございましたー)と、
この時森山さんはフロッシュモードだけど、
オルロフスキーにとってはイヴァン。
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さーてっと、粛々と忘年会をこなし、
年内に年賀状を買うぞ!←え。

衣装合わせがありました。

やはり衣装を見るとイメージがぐっと固まるし、

所作の制限や決まりごとも出てくるし、

何より、いよいよだな、と緊張感が高まります。

事前にこれだけガッツリ衣装を揃えていただけるのはありがたいことです。

演出の原さんはじめ、

たくさんのかたの熱意が集まっています。

演者は演奏なり芝居なり、

板の上でこれに応えねばなりません。


なんだかアドレナっていて、

夢の中でも稽古してるし、

変な時間に目が醒めて稽古のことを思い出して

明け方まで寝付けなかったり、

まだまだ固まっていないところがあって、

ほんとは毎日稽古したいくらいですが、

そういうわけにもいきません。


個人的な事情としては、

11月はなんだかワタワタしていて、

直近の準備をしては仕事して、

帰ってきて次の楽譜に目を通して、

みたいな毎日だったのですが、

ようやくスケジュールが落ち着いて、

あとはこうもり最優先!


このカンパニーでは

例年ペアだったり3人組でワイワイしていて、

稽古の終わりが見えてくると

寂しくて仕方なかったのですが、

今年は1人です。

他のキャストたちは誰かしらと絡むことで

ドラマの中にいるのですが、

オルロフスキーは基本的には傍観者です。

孤独、というか、孤高の人ですね。

独りは実生活だけで十分じゃ!と思うのですが、

でも彼は絶望しているわけではないし、

明るく、力強く、生命力に満ちた作品です。


終わったらどうなるのかな。

やっぱり寂しいんだろうな。

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わたくし、つまらぬ意地というか性分で、
出演が決まったというだけでは宣伝ができなくて、
コンサートはまだしも、オペラとなると、
私が出てるかどうかより、
見ていただく作品が面白いかどうかを
お客様にご案内がしたいので、
こんな時期になってしまいましたが、
おかげさまで今年も舞台音楽研究会のクリスマス公演に
参加させていただいており、絶賛お稽古中です。

今年はオペレッタ『こうもり』。
昨年のカルメンではようやくオトナのオンナの役をいただきましたが、
今年は成人は成人でも男となりました。
昔は王子系の役をずいぶんやったので抵抗はないのですが、
近年は男役というより男の子役ばかりだったので久しぶりのイケメンです。
相変わらずソプラノとしてはどうなんだ、わたし。

まあ、でも楽しい現場で、荒削りながら少しずつお稽古も進んでいます。
オペレッタというのはオペラの子孫でミュージカルの親戚、という感じで、
そう、セリフがありますよ。
私の役はそう出番もセリフも多くはないのですが、
それでも稽古の時間の8割近くがセリフのシーンに費やされており、
主役陣の負担たるや、最後までコンディションに気をつけたいと思います。

私の役、オルロフスキー公爵というのは、
金と時間をもてあました青年貴族で、
私のイメージでは厭世的な皮肉屋で、
「花咲ける青少年」のユージィンみたいな役作りをしていたのですが、
演出がついてみると、もっとまっすぐでエネルギッシュな青年、
つまり、わりとベルばらのオスカルな方向で進んでおります。
でもまあ、私というフィルターがかかるので、
やはり少し、狂気がにじむんじゃないかな、と思います。

そういうわけで、久しぶりの男装を見たいというかたは、
何卒劇場へ足を運んでいただけましたら幸いです。

そんなわけで年内はこんな感じで終わりそうですが、
来年は3月にガラコンサートとミサソレニムスの合唱、
そしてさらに先の話ですが秋にオペラのお話がいただけそうです。



オペレッタ『こうもり』@テアトルフォンテホール(相鉄いずみ野線いずみ中央駅ほぼ直結)

12月15日(土)、16日(日) 両日とも13:30開演の回に出演いたします。

前売り4,500円(全席自由)


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昨日はスケジュール帳を見る限り、公私とも予定がなく、
一見ただの休日なのですが、
急に作業案件が立て込んでしまって、
結局普段よりワタワタする一日になってしまいました・・・

とりあえず目を通さなきゃいけない楽譜を
テーブルやら床に並べて部屋を散らかすと、
生活に支障がでるので、やらねばならぬ、という気持ちになります(笑


ポップスやら最近の曲は、ネットで1曲単位で簡単に入手できたりして
大変便利ではあるのですが、尺、キー、あと単純なミスなどが結構あるので
できるだけ事前にチェックするようにしています。
昨日も単純に移調すればすむと思っていたら、
サイズの調整、コードの違うところの聴音、細かい音の修正など、
それなりに時間がかかってしまった・・・
しかも夕べ一通りチェックできたと思っていたのに、
今朝あらためて聴いてみると、また修正箇所を見つけたり。

こういう作業、クラシックの歌い手の中では得意なほうだと思いますが、
ポップスやジャズの世界の人に比べたら時間がかかりすぎです。
それでも一応お金をいただいてレッスンするからには、
自分なりに解析をしてお仕事をしたいと思います。
わたしが尊敬する人たち、指揮者さんや演出家さんたちを見ていると、
どんなに忙しくても、ものすごく勉強して、準備して現場に来られます。
資料もらったけどまだ見てないや、なんていう人はいません。
私の努力なんて足元にも及ばないけど、
そういう人たちに触れると、がんばらにゃと思うものです。


なにより、新しくステキな曲に出会えるのは、私としても楽しいです。


さて、そういうわけで差し迫った宿題はカタがついたので、
自分が受けるほうのレッスンの準備もせねば。




関係ないけどこのライブドアブログの仕様がだんだん不便になってきました・・・
お引越しするほどではないのだけど、なにか検討が必要かも・・・・









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いま、『こうもり』というオペレッタの稽古に入っています。

オペラは原語で上演されることが多くなってきましたが、
オペレッタはミュージカルの原点といいますか、
セリフの部分も多いためか、訳詞上演、あるいは、
音楽は原語、セリフは日本語、という公演が多いように思います。

で、その訳詞というのは、その公演やらカンパニーによって、
新しく作ったり、手を加えたりなので、
おなじ曲なのに、ビミョーにちょっとずつ違う歌詞だったりします。

ディズニーのミュージカル映画の吹き替えと、
劇団四季の上演の歌詞が違うことをご想像いただければ。


さて、今日、楽譜を整理していたら、
こうもりの中の有名な『時計の二重唱』と呼ばれる場面の楽譜が、
4種類出てきました。当然のごとく、4種類、歌詞が違います。
出だしが同じなので、「あ、一緒じゃん」と思うと、
ほんのちょっとずつ、全部違うんですよ。

幸か不幸か(不幸というかお恥ずかしいことに)、
私はこの場面を歌うロザリンデ役はやったことがなくて、
それぞれ生徒さんの譜読みのお手伝いのために資料としてもらっただけなのですが、
それでも3種類、プラス、いまやってる現場のバージョン。

つまり、オペレッタのある役を一度レパートリーにできても、
プロダクションごとに歌詞が違う可能性大なので、
その都度、ちょっとずつ覚えなおさなくてはならない、という、
とても大変な作業があるのです。

これがね、ちゃんと覚えたつもりでも、
いざ緊張したり、ほかのことに気を取られると、
不思議と古いほうの歌詞が出てきちゃうんですよ。。。



そうすると、やはり原語で覚える、そして原語で上演する、というのが
結果として効率が良いことになるわけですね。


さて。

そういうわけで、今回私はロザリンデではないのですが、
オルロフスキーという、例によってメゾ寄りの役です。
そして男性です。

まあ、高校までは女子校で、タカラヅカ状態だったので、
数多の男役をやってきました。
ようするに一番の得意ジャンルかもしれません。
先日練習してた「愛の妙薬」のアディーナより、はるかに役作りは気がラクです。
でも音域はちょっと低いので、歌の技術的には研究が必要です。
(低けりゃいいってものではないのが声楽の難しいところ)

で、おそらくこのオペレッタの曲で、
単独で演奏される機会のもっっっっっっとも多いであろう、
「シャンパンの歌」というのがありまして、
オルロフスキーは歌いだしという重要な任務があるのですが、
はい、わたし、パーティやらコンサートで、散々歌ってまいりました。
シャンパンの歌。暗譜もバッチリ。色んなパート歌えます。

そう、

ただし違う歌詞でね!!!!


オルロフスキーは出番はそう多くないし、
芝居の主導権に絡むほうでもないので、
ただただ楽しい作品なのですが、

目下この点については、今から死にそうに怖いです。



ほんとにもう。






昨日は愛好家さんたちの発表会があって、
30回目の記念に、私も歌わせていただいてきました。

愛好家というか、ハイアマチュア?セミプロ?なかたも多く、
トスカやらルチアやら、
イタリア語、ドイツ語、フランス語…と大曲揃いの中、
選曲に悩みましたが、
チビチビとレッスンに持っていってはいたものの、
日の目を見ていなかった夕鶴のアリアを歌うことに。

シンプルなドレスに、赤い帯締めでなんとなく和風に。
髪には和布の腰紐をリボン風に巻いてみました(^^;)


先週まで愛の妙薬のアディーナの練習をしていて、
音やフレージングは慣れてきたものの、
超ポジティブモテ女子、っていうコマンドが私の中になさすぎて(笑)
なかなかに苦しんだのですが、
つうはいいですね、悩んだり苦しんでる歌大好き(笑)


よく響く、とても歌いやすい会場で、
無駄な力みをせずに丁寧に演奏できました。

東京だと狭くて残響のほとんどない防音室で
練習しなくてはならないことが多いのだけど、
むかーしイタリアへ研修に行った時も思ったけど
こういう響きの良いところでいつも練習できたら
あっという間に上手くなるだろうなあ。


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ヒマだヒマだと言っていたら、ご縁をいただきまして、
あるスクールでのおしえのお仕事が始まりました。

まさかのキッズクラスです。

キッズといっても小学生ですが、
それでもずっと大人のかたのおしえしかしてこなかった
私にはハジメマシテすぎる現場です。

トップバッターはなんと小1の男の子。
一年生なんて10分じっとしているのだって難しいのでは・・・と
前日からお腹の痛いスミコ先生。

でも始めてみれば60分のマンツーマンレッスン、
ほぼ集中途切れることないどころか、
彼のほうからバンバン質問も繰り出して、
あっという間の1時間でした。

もう彼らはほかの先生がたの個人レッスンの経験もあること、
個人レッスンは義務ではなくて、自主的に申し込んでくれていること、
など、理由はあるけれど、


学びを始めるのに年齢は関係ない、とは、

いくつになっても学びを始めるのは遅くない、という意味で使いがちですが、
反対も然り、何歳から始めたって、早すぎるということは、ないのだ、
ということを、先生、初日から目の当たりにいたしましたことよ。


何年生だから、とか、始めたばかりだから、とか、
そういう先入観にとらわれず、
その子供個人が、どんな成長期にあるのかちゃんと見ていこう、
そして、彼らの熱量に負けないように、
私もきちんとブラッシュアップしておかねばと、
身の引き締まる思いであります。



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アーリドラーテ歌劇団「ナブッコ」終演。
去年の「イル・トロヴァトーレ」に続き、合唱トラで参加してきました。

トロヴァトーレは合唱団さんからの依頼で急遽参加したのですが、
もう稽古日程も半分消化された時期だったり、
女声合唱は2幕のみの出演だったりで、色々思うところあって、
正直今年は、もし声がかかっても参加しないつもりでいました。
実際「今年は客席から観させてもらいますんで」とか散々言ってたわけですが、
あれやこれやがあって、結果、2018年上半期の集大成?として燃え尽きてまいりました。

参加を決めた理由はいくつかあるのですが、
一番大きな理由としては、ほんと生意気な理由だけど、
「今回の公演には私がいたほうがいい」と思ったからでした。

そもそも自主的に参加してくださっている合唱のみなさまなので、
ちょっとだけ背中を押したり、道を拓いてあげれば、
どんどん輝いていくことは分かっていたのですが、


まず、今回の「ナブッコ」という作品、
ぱらぱら~っと楽譜をめくっただけでも分かるほどに、

合唱の分量がアホみたいに多い。

とにかく覚えても覚えてもまだある暗譜、そして段取り。
仕事や家庭の合間になんとか時間を作って参加しているアマチュアさんが
こなせるペースとは、とても思えない稽古スケジュール

そしてもうひとつ、
「次回は出たくないなー」と思った理由を咀嚼してみたのです。
みんなが、情熱と才能を持ち寄ってるのに、
なんでちょっとだけ居心地が悪いのだろう、と。

それで、だんだん分かってきたのが、
たぶん、私の思う、オペラを作る現場、の共通言語が、
ちょっとズレているのではないか、と思って。

なんというか、例えば、あるシーンをやりましょう、という時に、
「〇ページの3段目」という人と
「〇〇っていう歌詞のところ」っていう人と、
「るるるるーっていうメロディのところ」っていう人と、
「こういう楽器が鳴ってるところ」っていう人と、
「照明が〇色のところ」っていう人と、
「あの人がこういう動きをしてるところ」っていう人がいる感じ。


それぞれ同じ場面を言ってるのに、
「〇ページの・・・」「ページじゃ分かりません、歌詞で言ってください」
「〇っていう歌詞の・・・」「歌詞分かりません、カウントで教えてください」
「こういう段取りの・・・」「その段取り知りません、どんなメロディー?」

みたいなことがあって、
決してヤル気がないわけでも悪意があるわけでもないのだけど、
ベン図でいうところの重なり部分が非常に小さい、そんな印象。

ということは、ここを繋いだり拡大したりする人間がいれば、
いい現場になるのでは、と思って、そのお手伝いなら、
わたし、役に立つのでは、と。


なので、わたし、通訳、でした。



てなわけで、トラっていうか、ほぼ演出助手。


以前、演出助手のお仕事をさせていただいたとき、
演出の小澤先生が言っていた、

「演出部は嫌われるのが仕事」


という言葉を胸に、稽古場を仕切りまくってきました。


もう、私の手持ちのアイテムは全部使いきってきたのだけど、
それでもギリギリまで、舞台に乗せていい作品にできるか、
お金をいただいていい見世物にできるか、葛藤がありました。


でも、合唱のみんなはもちろん、
ソリストさんたちも、オケも、劇場入ってから一段と熱量があがって、
2回目のゲネプロが終わったとき、自信をもってお届けできる、と思いました。


おかげでなんとか本番迎えられました!って言ってもらえたけど、
そうなるように、わたし、頑張ったもん!!笑


初日には上演中に地震があったのですが、
舞台上はシーンとシーンのあいだの転換中で、
舞台監督さんのアナウンスは入ったものの、
演奏そのものを中断することなく再開できたのは、
本当に奇跡的でした。

豪雨に地震、困難の中におられる方々に思いを馳せながら、
感謝の気持ちで上演させていただきました。


いやしかし。
なんにつけ、疲れました。心地よい疲れです。


さて。

現場さえあれば、役に立つ人間なのですが、
現場がないとただの無職のひきこもりです。
お仕事ください



アーリドラーテの次回公演は来年10月だそうです。


「次回こそ客席から観させてくだs・・・」
「それはありえないから」

と主宰に言っていただきました。


だがしかしできればいつか
ソリストで呼ばれるようになりたいものです




そうそう、オーケストラには、毎年年末にお世話になっている、
エルデの皆さんがいらっしゃって、
「カルメンで!占いやってた人がいる!!」と言っていただきました。


                            ↓

占い


誰がどこで見ていてくれて、どこで何が繋がるかわからないものですね。


どこで誰が、と言えば、今回ソリストにはまたまた同期の小田桐くんがいて、
めっちゃ衣装似合ってました。
わたしは全身私物です。

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小屋入りしてからは食べても食べても体重が落ちたのですが、
打ち上げ明けて今日は、すっかり元通りです


少しだけダラダラして、
またなんとかソプラノ歌手として認めてもらえるよう、
ちびちび精進の日々です。





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