2018年01月17日

vier letzte lieder

93367b94.jpg

R.Straussの『4つの最後の歌』という歌曲集があるのですが、
去年の終わりに、来年もしばらくヒマそうだから、
なんかオペラでも勉強すっか、と考えてたら
なぜかこの曲が閃いて、超ヤル気になってるんですが、
最初に知ったのは20代、音大生の時だったと思う。
今回勉強するにあたって新しく楽譜を買ったけど、
当時大学の図書館でコピーしたボロボロの楽譜がある。
とても自分に歌えるとは思えず、何年かに一度開いては、
挫折して、しまわれていた曲。

それで、来週、ある師匠にレッスンをお願いしてあるのだけど、
なんか先生のほうが張り切ってくれて、
レッスン前からちょびちょびアドバイスのメールをくださって、
今日の指令は
「『死と浄化(変容)』と『メタモルフォーゼン』を聴いておくように」
だったのだけど、舐めてもらっちゃ困るわけです。
そんなの総譜だって持ってます。

『死と浄化』なんて、あの頃は、寝る時、ヘッドホンをして部屋の電気を消して、
『あー、死ぬ』と泣きながら眠ったものですよ。
そうそう、それであの開始5分くらいのティンパニで飛び起きるわけですけども。

なんか衝動的な死を望んでいるわけではなくて、
一種のカタルシスというか、オーガズムというか、
入れ物である肉体からズルっと魂が抜けるのって、
カニの爪の中身が上手く抜けた時みたいに、
なんか、すごく気持ちいいのではないかと思うわけです。
あるいは、そのように死を迎えられたら、シアワセなのだろうな、と。

4曲目の最後の歌詞、
ist dies etwa der Tod?
と歌いきって、あの長い後奏が終わって気づいたら
舞台で息を引き取っていたりしたら、最高だろうなあ。

それで、いよいよ自分で歌ってみているわけですが、
理想には程遠いけど、20代でも、30代でも、
上手い下手以前に、そもそも歌い切れなかったフレーズが、
とりあえず、一息で歌えるようになったんですよ。

この先、よもやオーケストラで歌える日がくることは、
限りなく不可能のように思うけど、でも、いくつか音源聴いていて、
ピアノ伴奏版も、それはそれでコンパクトに歌曲集としてよいものがあって、
とりあえず、その辺を目標に、するとかなんとか。



そして、問題は、ヒマそうだと思っていたらなんだか新曲祭りになりつつあり、
なんでこんなタイミングでこんな大曲レッスンに持っていくことにしてしまったのか、
とにもかくにも成り行きというものはどうにもならないものであります。





vivo_in_ciel at 21:28|PermalinkComments(0)

2018年01月03日

ガントチャート。

38d28abb.jpg

先日も書いたけど、
私の人生、なにか思い描いてもほとんどその通りにならないので、
今年の目標とか立てません。
どうしたって進まないものは進まないし、
なんか知らないけど動くときは、抗っても抗っても動く。
今まで通り、神さまの望むまま、流されていきまする。

さて。

2月、3月と、いくつか歌うことになって、
しかも結構新曲とか覚えなおしが多くて、
本番の来る順番と、曲に手をつける順番が違って、
なんかこんがらがってきたので、
普通のスケジュール帳はもう持っているのですが、
ガントチャート式のスケジュール帳を買い足しました。

プロジェクトごと、あるいは曲ごとにスケジュール管理ができ、
本番から逆算しておおまかな時期を把握できるかな、と思うのですが、
わたし、試験勉強もマーカー引くとやり切った気分になっちゃうタイプなので、
そのうち使わなくなって結局アワアワすることになるでしょう

ああ、そういえば自分が歌う以外にも、
今月末にはピアニスト案件もあるのだった・・・
まあ、うちわのおさらい会なので、
諸々大目に見てもらうにしても、曲数あるので、
それなりに練習せねば。


はあ。練習しなきゃ。
ああ、でも、もうちょっと飲んだくれていたい気も。




vivo_in_ciel at 18:33|PermalinkComments(0)

2017年12月29日

では。


DSC_0050

この写真は2008年末、仕事でにっぽん丸に乗った初日の夕焼け。
翌日から永遠に続くシケに苦しむことを知らぬ美しき風景。なつかしい。



去年の今頃の記事によると、
一年を振り返って「転機」というキーワードを挙げたのだけど、
今年は、「改革」だったかな、と思います。


お気づきかと思いますが、
今年はほとんど人前で歌っていなくて、
スケジュール的にはホントーにヒマでした。
その代わり、久しぶりに勉強したー!と思う一年で、
数が少ないからこそ、ひとつひとつ、時間をかけて準備できたと思います。
ちょっとカゼひいたりなんかもしちゃったけど、それもまた勉強。

レパートリーを増やしたくて、
イタリアオペラのアリアをたくさん譜読みしたのですが、
合うと思ってたものが合わなかったり、
え、わたし、これ歌えるんだ!と思ったり。
発見とか、改革とか。

そしてここへきてなんだかヒラメキがあって、
来年は久しぶりにドイツものをやろうと思います。
早速歌えそうな機会もあるので、やります。やっちゃおう。

そうなのです、年明けはチビチビ歌う機会が決まってきて、
オープンだったりクローズドだったりしますが、
加えていくつかオーディションやら試験も受けようと思ったりすると、
5月くらいまでは、もうやること決まったような感じです。
相変わらずお金はなさそうですが、充実しますように。

そういえば歌のこと以外にも、
身体もあちこちガタが来るようになって、
食べるもの、運動、いろいろと改革です。やれやれ。




さて。


某合唱団さんのレパートリー曲に、
こういう歌詞があります。


『あなたは 私たちが求めたことを 何一つ与えなかった
 しかし 私たちが必要とした神のいつくしみを
 主よ あなたはすべてお与えになった』


私が欲しいと思ったものは、たいていのものが手に入らないのだけど、
でも不幸かといえば、やっぱり you are given enough、
振り返ってみればたくさんの人に赦されて、
私はここにいさせてもらえてるのだと思います。


ありがとうございました。
よいおとしを。




vivo_in_ciel at 12:08|PermalinkComments(0)

2017年12月21日

a life goes on and on...

カルメン終わりまして、
衣装は自前ではないものの、
インナーやら楽屋着やら、
細々としたものの洗濯に追われ、
いただいたお花やお菓子やらを整理して、
ようやく部屋の床が見えてきて、
ああ、いつもの風景になったなーと。

なんていうか、
基本的にわたしは自己肯定感が
非常に低い人間なんですが、
舞台をやっている間は、
少なくとも本番までは必要とされてるって思うし、
迷惑かけないように、責任果たせるように、
かけがえのない時間を大切にするし、
シアワセな日々です。

なんだか今年は、自分も歳を取ってきたせいか、
周囲でも生活の変化を受け入れていく友人も多く、
明日も明後日も、来年も
こうして歌ってはいられないかもしれない、
ということがよぎるようになりました。
もちろんどんな年齢でも
夢をいったん手放さなくてはならない局面に
立つことはあるのだろうけど、
より身近に感じられるような、
いつだって、どんな現場だって、
これが最後かもしれない、と、
なんとも言えない気持ちをずっと抱えていて、
まあでも、その日がいつかは、誰にもわからないから、
結局のところ、ぜんぶ神様に預けて、
明日歌えなくなっても、明日死ぬんだとしても、
ま、いっか、って思えるように、
ただただ、毎日を重ねていくしかないなーと思います。


あ、実は病気を抱えているとか
そういうことはないです。
こんなに健康に産んでもらったので、
もう少しだけ世の中に貢献したいものです。


劇場が好きだなあ。
コンサートもありがたいけど、
お芝居は、役というフィルターがあるので、
私であって私でない、というか、
在り方、の方向が示されているというか。


さてと、なんだかんだと年を越すんだな、
次回は今年の振り返りでも投稿したいと思います。











vivo_in_ciel at 16:16|PermalinkComments(0)

2017年12月15日

ご来場のお客様へ



明日明後日と本番となりました。
両日とも13時開演です。
くれぐれもお気をつけて、ご来場くださいませ。


急なご来場もギリギリまで大歓迎です。
いつでもご連絡ください!



なお、新藤家代々の言いつけにより、
差し入れは高級シャンパンしかお受け取りできません。


嘘です。

でもなにとぞどうぞ、手ぶらで気軽にいらしてください。
どーしても、というかたは、缶ビールをひとつ、手渡してやってください。
あるいはまたいつかチケットを買っていただけたら、
もうそれが一番でございます。



それでは!アルコール解禁までおよそ49時間!

IMG_20170913_0007
IMG_20170913_0008


vivo_in_ciel at 20:35|PermalinkComments(0)

2017年12月11日

まもなーく!

e2f6e60c.jpg


昨日、オケ合わせに向かう道すがらの空。
PCの壁紙かよ!と心の中でツッコミつつ。

相変わらず寂しいのですが、情緒不安を拗らせすぎて、もういっそさっさと終わってくれ!的逆ギレを起こしています(-.-;)まあ今日は久しぶりにルーチン仕事に出てみたらちゃんと切り替えられちゃうので、来週の今頃は軽い喪失感と心地よい疲れの中、日常に戻ってゆくのでしょう。なので、あと数日、大事にしなきゃなあ。

メルセデスっていう役は、物語そのものには、まあ関係ないというか、メルセデスがどうあっても、カルメンとホセは出会い、あのラストへ向かっていくわけですが、その中で、少しでもお客さまの印象に残る存在でいられたらいいな、と思います。うん、まあたぶん、それなりに濃ゆい演出がついていますけども、でも、終演後、後日、ン年後、あの時のフラメル、良かったね、って、この車を見たら思い出してもらえますように。再掲(。-∀-)笑

_DSC0891




おかげさまでこの現場はここ数年毎年呼んでいただいているのですが、今年はお菓子の家や、魔法の笛や、ガラスの靴など、キラキラの世界がありません。お伽話だといつも幕切れはシアワセーな気持ちで終われるのですが、今年はそれがないので、なんだかモヤモヤするのかもしれません。


anyway、
最後まで筋トレ!タンパク質!減酒!
おー!(`・∀・´)




vivo_in_ciel at 10:36|PermalinkComments(0)

2017年12月07日

寂しい寂しい寂しい!

カルメンは通常稽古がほぼ終わりです。
もう寂しさMAXで、稽古の行き帰りの夜道に紛れて
ちょっとウルっとしたりしました。
稽古場ではそういうスイッチにならないのですけどねー

あとオケ合わせがあったり、いよいよ小屋入りすると、
稽古場と勝手の違うところを埋めたり、
本番用の舞台や衣装、道具に慣れたりと、
感傷的になってるヒマがないので、
今が一番寂しいんだと思います。

私はどこか、プロになりきれない、というか、
なんか、やっぱりサークル感覚のほうが大きいのかなあ。
仕事、と割り切ったら、もっとドライに、
ただひとつのプロジェクトが終わるだけ、
それを完遂するだけ、と、
ココロ揺れずにこなせるのかしら。

でも大事だから、愛おしいからこそ、
大切に、丁寧に、作ってきたものを
キチンと、お届けしようと、
本番は冷静スイッチ優先させるのです。


気持ちはアツく。
アタマは冷静に!


来週末です。
まだまだご予約お待ちしてますー







vivo_in_ciel at 11:59|PermalinkComments(0)

2017年11月30日

メルセデスといえば・・・

_DSC0891

さてわたくし、いまメルセデスという役を歌ってるんですが、
メルセデスといえば、先月東京モーターショーに行ってきたんですけどね、
2年に一度開催のモーターショー、
近年は外国メーカーが撤退したりブースの縮小をしていくなか、
ドドーンと視界いっぱいのスペースと、オトナっぽいディスプレイに
思わずひれ伏しそうになったのがメルセデスブースでした。
わたし、どちらかというとBMWのほうが好きなんですが、
ベンツさま、さすがっす。

車好きというわけでもないんですけど、
なんかSF映画みたいなカッコイイデザインの数々を眺めるのは、
けっこう楽しいものです。

あと、キレイなキャンギャルさんを物色するのも楽しみで、
メーカーによってオネエサンのイメージが全然違うのを比べてみるのも面白いです。
外資系はなんかボンドガールみたいな感じだし、
国産メーカーは商社の受付嬢みたいだったり。
ある時期からなんというか、オネエサンが庶民的になった・・というか、
あ、予算削減したのかなー、と思うようなことがあったり、
そうかと思うとまた最近は、お、気合入ってるなー、という品揃え(?)だったりと、
意外と世相を反映しているんじゃないかと勝手に思っております。

ところでキレイなオネエサンは好きなんですが、
そろそろオニイサンもいてもいいんじゃないかしらね。


さて、稽古がほんとうにもうあとわずかです。
ストレッチして、筋トレして、お酒減らしてがんばりまーす。


vivo_in_ciel at 13:32|PermalinkComments(0) D90 

2017年11月25日

場慣れ。

今日はちょっと試験みたいなものを受けてきたのですが
上手くいったことと上手くいかなかったことがあって、
上手くいったのはちびちび準備してきたことのおかげ、
上手くいかなかったのは欲を掻いたせいだと思います。

むかしは試験とかなーんにも考えずに歌えたんだけどな。

なんにつけ、演奏は、等身大しか出ないんだな。
等身大以上に見せようと思うと、
まあ、上手くいかないものですね。

あるいは、そんなええかっこしい、も含めて自分なのだと、
ある意味気づかせてくれる場になりました。


何万回くらいチャレンジしたら慣れるんでしょね。



vivo_in_ciel at 22:35|PermalinkComments(0)

2017年11月21日

厭世モード。

わたし、わりと役の影響を受けるタイプみたいで、
いまはカルメン的というかジプシー的な気分なせいか、
情緒不安というか、ココロが敏感になっているような気がします。

現場にしても、いのちについても、
始まるものは必ず終わる。
すべてのものは終わりに向かって進んでいる。

そんなことばかり考えて、
お酒が入ると涙もろくなったり。


でも久しぶりに9時間くらいガッツリ眠って、
これって、見方とか解釈の仕方のクセなんだろうな、と。
なにひとつ、変化してゆかないものはない、というのは事実として、
「終わってゆく」と思うひとと、
「新しくなってゆく」と思うひとがいて、
後者の思考タイプのひとはきっと、
いいことも悪いこともしっかり受け止めて、乗り越えて、
毎日をワクワクして生きていけるんだろうなあ、とか思います。


今朝は、通し稽古の夢を見ました。
そういう夢はたいてい「歌詞が入ってない」とか「衣装がない」とか、
そんなようなグッタリする夢が多く、
本番前あるあるです。


「すべてのものは終わってゆく。滅びてゆく。」


ほんと言うと、いくつか家電の買い替えに絡む出費が
一番の要因な気もします。。。あは。

vivo_in_ciel at 10:36|PermalinkComments(0)